政府側の動きに関するニュースが続きます。
茂木外務大臣は22日の記者会見で、
段階的に入国緩和を行っていく方向性を明らかにしました。
1.ビジネス(経営者や専門人材)
↓
2.留学生
↓
3.観光
の大きく三段階で、やはり夏以降の緩和が予測されています。入国制限そのものは6月いっぱい実施されるそうです。
観光はもっとも後回しになる見込みですが、これは海外の動きとも合致しています。例えば台湾では5月から徐々に国内観光が解禁され、10月1日を目安に国際観光の開放を行っていく計画を立てているようです。
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台湾、10月から国際観光を段階的に開放へ (トラベルWatch)
なお、緩和対象国の広がりも段階的になる見込み。各国のコロナ感染状況が影響すると予測されますが、西村経済再生大臣が豪州・ニュージーランド、ベトナムなどのTPP締約国について言及していることにも注目です。
整理してみましょう。
・7月以降、ビジネス渡航から徐々に制限緩和が始まる
・夏頃を目安にGO TOキャンペーンなどの国内観光促進策実施
・国際観光の解禁は秋以降
・緩和対象国は段階的に決定
旅行業界としては、まずは国内観光の需要を取りに行く姿勢が必要となってくるでしょう。その間に、ガイドラインに従った安心できる観光体制を構築。各国の状況を踏まえ、ターゲットを定めたプロモーションを実施。秋から冬にかけての国際観光復活を目指す。
こういった動き方がスタンダードになってくるのではないでしょうか?